早生温州

10月から12月に掛けて収穫される。比較的単価が高いことから、中生や普通温州からの切り替えを進める産地もある。

宮川早生
1910年頃に福岡県山門郡城内村(現柳川市)の宮川謙吉邸にて発見された枝変わりを、1925年に田中長三郎が発表した。育てやすく収量性が良いなど優れた特徴を持つため、古くから全国的に広く栽培されるようになった。現在でも早生温州の代表的な品種で、ハウス栽培用としても広く用いられる。
興津早生
1940年に農林省園芸試験場(現農業・食品産業技術総合研究機構果樹研究所カンキツ研究興津拠点)において宮川早生にカラタチを受粉させた珠心胚実生から選抜され、1963年に品種登録された。宮川早生と比べて着色が1週間程早く糖度が高い。宮川早生と共に早生温州の代表的品種である。